感動エピソード
■シンゲン
デビューしてからしばらくは、いろいろな騎手が手綱を獲ったように、管理する戸田師も乗り役探しに苦労していました。
そして、ようやく見つかったのが主戦を務める藤田騎手という訳です。
「あれだけ難しい馬が、彼が乗るとピタッと折り合い、実にスムーズな競馬をする。」
と師は断言しています。
昨年の天皇賞・秋で3度目の骨折をしましたが、復帰戦のオールカマーでドリームジャーニー以下を破り、鮮やかに復活。
天皇賞・秋、ジャパンCはもうひとつの結果に終わってしまいましたが、「天下を破れる馬」と藤田騎手も高く評価しています。
中山の最終決戦で、人気馬をまとめてなで斬る可能性は十分です。
■トーセンジョーダン
ようやく辿り着いた大舞台。
デビュー前から池江調教師の熱い期待を背負ってきたトーセンジョーダン。
その素質馬を何度も苦しめてきたのは「爪」でした。
賞金的にクラシックG1への出走もほぼ確実にした共同通信杯2着後の昨春。
そして、彼岸の重賞初制覇を目指した今年の中山近杯の追い切り直後。
アクシデントに見舞われました。
期待値が高まる度に襲ってくる悪夢。
放牧先の牧場のスタッフの懸命なケアを受けながら、じっくりと爪が伸びてくるのを待つしかありませんでした。
しかし今秋は、アイルランドT、アルゼンチン共和国と連勝。
ようやく本格的な時期をトーセンジョーダンは迎えています。
特に当週の坂路で51秒7と、攻め馬駆けをしなかった以前の姿が嘘のように、軽快な姿で駆け上がる姿があります。